ご存知の通り、津市は三重県の県庁所在地です。うなぎというと、浜松、浜名湖の養殖が有名なのですが、津のうなぎも美味しいと評判を聞きました。これは食べに行かねばなるまいと、ルートラボで線を引いていると、200kmのコースが出来上がりました。
7月の三方五湖うなぎライドに続く、うなぎシリーズ第2弾という事で、お付き合いください。9月の最終日曜日、山を越えて行ってきました。
朝6時、木津駅前ロータリー集合。日の上がる少し前、4人が集合いたしました。
前回に引き続き、まっちゃさん、Ymoくん、私に加え、今回から、もっちーが参加してくれる事になりました。見るからに遅そうなのは私なのですが、上りが遅い分は下りでがんばる事にしてます…
木津駅東側の新興住宅街、城山台へ上がる上り坂ですが、はやくも、息切れだわ。 |
城山台を抜け、梅谷の無鉄砲ラーメンを横に見て、浄瑠璃寺口の交差点で右折します(もちろん、二段階右折です)。田んぼを見ながら、日の出の太陽に当たりながら、最初のヒルクライムの始まりです。
浄瑠璃寺まで、1.3kmで100m(平均7.8%)、浄瑠璃寺から岩船寺まで1.5kmで100m(平均6.3%)の勾配になります。今回、はじめて計算してみたのですが、短い距離ながら、心拍数の上がるヒルクライムです。まず、Ymoくん、まっちゃさん、もっちーの3人が先行しました。
浄瑠璃寺の前。おまたせでした。 |
この後、少し下ったら、また、同じように岩船寺まで上りです。ほとんど足を使い果たしたような感覚でしたが、奈良県に入り、須川ダム湖を横目に見て、休まずに再び上ります。柳生の里、のどかな景色を見ながら進み、月ヶ瀬に抜ける最後の山を超えました。下った所まで、30kmを1時間45分のペースです。
名張川を渡り、三重県に入りました。 |
旧国道25号線になります。三重県の標識をみて、もっちーが後ろの方で「てんしょんあがるー!!」と叫んでました。旧25号線をしばらくすすみ、名阪国道(現在の25号線です)の治田IC方面に右折しました。
三重のいなか道。車も少なく、電信柱も無く、はるか彼方に見える山を目指しました。あれを超えのか…まだまだ、先が長い事を考えると、景色に見とれている訳にも行きませんでした。
近鉄伊賀線に出会いました。橋を渡ったのですが、これは木津川。こんな所から、流れてきているのか、「てんしょんあがるっ!!」ともっちー(うそ)。
木津川。橋を渡って、右折です。しばらく国道422号線を木津川に並走して走りました。 |
青山町に入り阿呆交差点を左折すると、第1補給地点のサークルKに到着しました。ここまでは、ほんまにコンビにありませんです。すれ違うサイクリストもありませんでした。
マイメロディフェアをしてました。どの商品が対象なのか、分からなかった… |
近鉄線。まだ余裕です。 |
165号線、車線は狭い目ですが、通行量はそれほどでもありません。 時折トラックなど。あのカーブの向うが・・・さらに坂でした。 |
青山峠、せいはー!と一人で叫んでました。 |
トンネルを抜けると、激下りの始まり。わたしの最も好きで得意な区間です。
10kmくらいを下ります。 |
苦労して上ったのに、早く降りたらもったいないと思った事もあるのですが、ゆっくりでは味わえないスピードの魔力がありますね。
下りきった所でセブンイレブンで補給です。アイスを食べました。 |
天気は快晴、風は追い風で好調を維持できました。「帰りは向かい風?」と言うと、「帰りは風向きも変わるやろぅ」と楽観的なまっちゃさん。
まっちゃさん。親指を立てて、余裕です。 |
できるだけ、車と信号が少ない道路を選んだつもりですが、津に近づくにつれて、交通量は増えてきました。このまま165号線をすすみ、北口交差点で県道116号へ左折しました。これが正解で、交通量の少ない道路を快適にすすみました。
三重県庁前を抜け、国道23号線へ合流しました。津駅前を通り、さらに北上しました。
お昼前になり、気温も上がってきました。信号で停止・発進加速の繰り返しをしながら、20-25km/hくらいで巡航しました。近鉄千里駅近くの川(田中川)を渡ってしばらく行くと、目的地点のはずなのですが、川を渡ってすぐに「う」の看板。「うなふじ支店」でありました。
歩道に水色のペンキで自転車道なのでしょうか。(木津駅前にもあります。) 車道の通行禁止の標識は無かったので、左側をいつものように走りました。 |
お昼前になり、気温も上がってきました。信号で停止・発進加速の繰り返しをしながら、20-25km/hくらいで巡航しました。近鉄千里駅近くの川(田中川)を渡ってしばらく行くと、目的地点のはずなのですが、川を渡ってすぐに「う」の看板。「うなふじ支店」でありました。
駐車場に車が多く、結構、混んでるかもしれない…の不安でした。 あわてて撮ったので、「う」の点が切れてしまった。 |
お店はいっぱいでしたが、食事が終わって出てくる人と入れ替えのように入る事ができました。 |
お店の人に4人ですと告げると、4名様ですとすぐに案内していただきました。 お茶をいただきました。熱いお茶です。「つめたいのがいいな・・・」なんですが、熱いお茶で少しずつのむと、のどの渇きもとれてきます。
特大のうな丼です。吸い物付き。 |
ふたを取った瞬間の、炭のこげたようなにおいと、うなぎの香りがたまりません。まずは、真ん中の分厚い所から、一口づついただきました。
うなどん、堪能しましたが、腹一杯になってしまい、休憩をさらに5分いただき、再出発する事になりました。滞在時間は45分くらいです。
ここまで、およそ100km。帰りは100kmなのですが、すでに12時45分になっています。お腹いっぱいで、走り出すのはつらかったです。
国道23号線を鈴鹿市へ入り、数キロ走って、県道41号線を左折してしばらくすすんだサークルKで休憩です。関までの補給物質を購入しました。さらに41号線を西に向かいます。時に向かい風。やはり、逆風です。これを鈴鹿おろしと呼びます。こぎみよいアップダウンが体力・気力を奪って行きます。
すこしずつ、山が近づいてきました。 |
今回のうなぎライド、関までの20kmが一番つらかったです。とにかく、ちょっとした上りもしんどい感じ。のどは乾く(うなぎ、からかった?)し、腹一杯で水分取りにくいし。「気温29℃の標識あった」でとまっちゃんさん。途中、立ちゴケも見せていただきましたが、車道側に転倒されて危なかったです。轢かれなくてよかったですが、T字路の二段階右折、待つ所が無いんです。
関まで後少しのところで、申し訳ありませんが、わたしの我慢の限界となりました。鈴鹿川を渡り、ちょっと交通違反ですが、右折して、サークル Kへ突入してしまいました。後ろの皆さん、すいませんでした。(関宿の道の駅に行くつもりでしたが、ちょっとはやめの軽量化タイムという事で…ごかんべんを。)
さて、ここまでで、125km。残り距離は75kmですが、往路よりは上りの傾斜はついてなさそうなことだけをたよりに、旧国道25号線を伊賀・柘植に向かいました。
関西本線の踏切を超えます。 |
途中、Ymoくんは気分が悪くなって少し休憩。
鉄道沿いに走っているうちは、激坂はないと確信していましたが、加太駅を超える頃から徐々に上りがつらくなってきました。
頂上前の石切り場の未舗装区間で、逃げ始めたもっちー、追いかけるまっちゃさん、Ymoくん、最後までマイペースの私でありました。
まっちゃさん。もっちーは、さらに先です。 |
細いタイヤの自転車で、がんがん上るYmoくん。はやいわぁ。 |
頂上付近で、やさしい3人が待っていてくれました。
はよこいや。写真撮ってる場合ちゃうで。 |
感謝です。この先は、しばらく、下りです。伊賀SAに入るのに、迷いましたが、もっちーが道を見つけてくれました。
ここで、しばしの作戦タイム。
帰りに、山田牧場でジェラートを食べる計画でしたが、すでに16時を回っており、今回は却下となりました。柘植からなら、最終の輪行可能ですが、ここまでくれば、誰もリタイヤするとは言いません(のこり55km。まっちゃさん、Ymoくん、最初から輪行バッグ持ってきてないって)。
最終補給地点を、信楽のセブンイレブンに変更して、再出発しました。
わたしのサイコン(iPhone4にCyclemeterというアプリを入れて、ANT+規格のHRモニター、ケイデンスモニター装着)のバッテリーが危なくなりました。ナビゲーションを常時点灯から、交差点付近のみ確認するモードに変更しました(もちろん、手動ですよ)。
国道422号線に入る手前、もっちーが遅れました。のぼりなので、まっちゃさん、Ymoくんに先行されたのは覚えていたのですが、まさか私より遅いとも思わず、もっちーにぬかれたのに記憶が無いのはボケたか?と考えつつ、先をすすむと、お二人が待っていました。どうやら、もっちーがパンク修理中とのこと、「声を上げたのに誰も振り向いてくれなかった」と後日談。
日没した山に向かって最後の力をふりしぼってすすみました。
あの山を越えれば、もう上りは無くなるはず!! |
真っ暗な中、もっちーがまた遅れました。タイヤの空気圧が足りないみたいで、すすまないという事です。「それなら、おれのつかいーなぁ。ポンプもちょっと大きめやし。」とすすめたのですが、コネクトの所から、空気がもれてしまい、今まで入っていた空気もパーなってしまいました(私の空気入れのエア漏れが原因でした。もっちー、すみませんでした)。
こんなトラブルもありながら、なんとか、最終補給地点のセブンイレブンに到着しました。19時、気温も下がって少し寒いくらいです。
国道307号線をすすみ、県道(府道)5号線に左折します。和束町 の看板標識を見た時は、帰ってきたぞー!と言う気持ちがわいてきました。残り30kmを下り基調でばんばん行きます。
街灯の無いなか、Cateyeの2つのライトは明るく照らしてくれました。
最終、和束町のローソンで、私の前輪のスポークが外れました。ナットがゆるんで自然に落ちたような感じでした。1本だけなので、慎重に下りました。加茂へ抜け、木津川沿いに緩やかに上り、木津駅前の明かりがわずかに見えてきました。
皆さん、へとへとのためか、距離が短いためか、ゴール前でスプリントにはならず、駅前ロータリーへゴールしました。
まっちゃさん、今日も坂で遅れました。待っていただきありがとうございました。
Ymoくん、安定した走りでした。見習いたいです。
もっちー、参加いただきありがとうございました。ポンプ、新しいの買います。
もっちー、参加いただきありがとうございました。ポンプ、新しいの買います。
次回もよろしくお願いします。
ルート | 津うなぎ |
アクティビティー | サイクリング |
バイクタイム | 9:54:25 |
停止時間 | 4:23:31 |
距離 | 202.04 km |
平均スピード | 時速 20.39 km |
最高スピード | 時速 63.22 km |
登り | 7456 |
降り | 7471 |
カロリー | 8580 |
平均心拍数 | 141 bpm |
最高心拍数 | 172 bpm |
平均ペダルペース | 61 rpm |
最高ペダルペース | 120 rpm |
みなさんは、去り行く秋と、うなぎはいかがですか?
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