みなさん、こんばんは
先週に続き、100km超えのロングライドのレポートです。
丹後半島の夕日ヶ浦までの1日ロングライドを計画しました。
嵐山から、保津峡、神明峠を超えて日吉ダムへ抜け、山陰本線に沿って走りながら、国道27号線を綾部まですすみます。綾部から、物部の小さな山越え、大江町へ抜け、大江山を超えて宮津、丹後半島を横断して網野町、夕日ヶ浦にいたるルートです。夕日ヶ浦は、日本夕日百選に選ばれるほどの夕日の名地です。この地を目指して、二つの峠を超えるルートを引きました。
9時30分にこのルートのほぼ中間地点の綾部駅でOくんと待ち合わせ、大江山をともに制覇しようという試みです。ルートを引いているときは、大きな峠が2つあるが、先週うなぎも行けたし、今回も行けるやろうと甘い目の判断でしたが、これが大きな誤算でありました。
反省も含め、レポートします。
この日、京都市内は38度の真夏日となったようです。そんな激暑の中のツーリングでありましたが、午前4時10分に起床、4時40分に出発しました。
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いつものようにフロントバッグに印刷した地図をはさんでサイクリングです。 |
京都市内、朝焼け、茜色の比叡山を背にしょって、丸太町通りを嵐山へ向かいました。清滝へのバス道を右折して、緩やかに上ります。嵯峨野豆腐森嘉の前を通り、観光散歩道の石畳に沿って右へ左へ進みました。
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早朝の嵐山の化野付近。人もまばらでありました。 |
化野念仏寺の横を抜け、嵐山高尾パークウェイの下を抜け、烏居の分かれ道を左へ、いよいよ最初の難関、六丁峠です。距離は短く数百メートルなのですが、真ん中位から、超のつく激坂で、早くも足を着いてしまいました。
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残り100m位を歩いてしまいました。 |
ここで気温は24度ですが、上り坂の後で汗もだくだく、補給にゼリーとカロリーメイト(メイプルシロップ味)を2ブロック入れました。この先の下りは、急な下りで、ブレーキをかけつつ、ヘアピンカーブをいくつか超えて行きました。
視界が開けたのは、朱色の欄干の橋をわたる時です。橋の下には清流が流れ、周りにはだれ一人いない環境を独占してしまいました。
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桂川の支流にかかる橋を超え、小さなトンネルに入ります。
5:32、およそ1時間かかっています。 |
この先は、小さなアップダウンはありますが、比較的簡単に超えられます。左手には保津峡を眺めつつ、峡谷沿いに走りました。
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JR山陰線の保津峡駅です。保津峡の上の橋にかかった駅です。
京都行きの列車が到着しました。 |
ここからの上りは、神明峠への道のりになります。数キロに及ぶ上りですが、私の印象としては、大正池の上り(360m/8.6km)を1.5倍くらいでした。
水尾は、柚子の里で有名ですが、ここは京都市という事をこの日はじめて知りました。
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右へ曲がれば愛宕山です。6:06着。水分補給です。 |
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これが神明峠の道路標識です。この先も上っているのが分かると思います。
6:26着。ここまで、20kmを1時間45分で、予定よりやや遅れています。 |
実際のところ、何とか足をつかずに上がれましたが、予想以上にきつくて、神明峠の道路標識の後も、きつい上りが待ち受けていたのでした。どこまで続くのかと思っていると、ふとした拍子に下りが始まり、あっという間にダウンヒルが始まりました。
この下りの途中、京の奥座敷(?)にあるそばやとして人気のある「まつばら」を通りました。11時から営業開始です。準備中の札がかかっていましたが、開店までは待てないです。
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営業は11時から。6:57到着。写真を撮るだけでした。 |
八木町神吉の緩やかな上りを超え、ダウンヒルを楽しんだ後は、日吉ダムまでダム湖周囲の道路を多少のアップダウンですすみました。そして、日吉ダムで休憩。トイレと水分補給です。
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到着は7:30。38km地点。 |
綾部駅でOくんと待ち合わせが9時30分ですから、残り2時間で40kmをすすむ計算です。平均20kmという事で、予定よりかなり余裕が無い事に気付きました。30分くらい遅れています。コーラ350ml、水500ml、カロリーメイト2ブロックで補給しました。
京都から綾部に行くときは、国道27号線経由ですが、日吉からだと、JR山陰線に沿って走り、途中から国道27号線へ合流するようになります。
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途中の石碑。京都府知事の荒巻氏お名前が… |
国道27号線へ合流したのは、バイパスとして整備された比較的新しい道路です。道もきれいで走りやすかったです。和知までは、おおむね下りで30km/hくらいで順調に走行できました。
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和知。この水色の橋を超えると、道の駅「和」が見えてきます。 |
水色の橋を超えると、再び上りが始まります。汗が噴き出しました。気温は32度。日本手拭い愛好家の私としては、ここでかぶらずにどこでかぶる?とほっかむりして、その上からヘルメットという、真夏の自転車乗りの定番の格好になりました。
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上りは汗だくだくになります。脱水と熱中症に注意です。8:43、残り20kmです。 |
綾小町の看板が見えて、もう綾部です。綾部駅の到着は9:20、時間には間に合いましたが、かなりへろへろでありました。
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Oくんです。小径車で合流してくれました。 |
綾部駅を9:40頃にスタートしました。由良川を超え、道なりに西進します。途中の支流を渡ったところを右折し、物部方面の丘を越えて大江を目指しました。
大江町に入り、ダウンヒルになりました。木漏れ日が路面に写り、白黒のまだらな模様を描きます。これが大きな誤算で、路面の荒れ具合が読めないのです。シュルシュルシュル・・・と前輪がパンクしました。山の中の道路にも関わらず、木陰もほとんどないようなところで、パンクの修理を行いました。30分くらいのロスになったでしょうか。気を取り直して大江駅、その後は175号線を少しだけ逆行してファミリーマートへ寄りました。
ガリガリ君とかち割りを補給しました。
さて、いよいよ2つ目の峠、大江山へ挑戦です。国道175号線を左に曲がり、府道9号線、宮津大江福知山線に入ります。車ではよくお参りに来る元伊勢内宮をすぎると、本格的に上ります。しんどくて写真も撮れないくらいで、Oくんにはいきなり置いていかれます。
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Oくん、先に行く。後ろを振り返る余裕もあるみたい。 |
15kmで400mの獲得標高になる計算なので、平均斜度は2.2%くらいなのですが、全然足に力が入りませんでした。途中でOくんが待っていてくれるのですが、そこそこで休憩をはさみつつ、最後のつづら折りをなんとか超え、かなたで「ファイトー!」の声援をうけて、頂上までたどり着きました。少しだけ下って、大江山スキー場の看板の前で記念撮影をしました。
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12:52着。1時間30分くらいのヒルクライムでありました。 |
途中で何回も待っていてもらったり、補給で止まったり、少し歩いたり、私にとっての大江山は敗北感に満ちたものでありました。
下りは得意です。宮津駅をゴールにして、残りの40kmは、電車で輪行にしました。
15時15分に宿舎に到着。少しだけ海を見に行きましたが、この日の太陽は、まるで殺人ビームを浴びせかけるかのごとく強いものでありました。
Oくん、こんな遅いおっさんにつきあってくれてありがとう。
来年もチャレンジしたい京都縦貫ロングライドでありました。真夏の暑さ、補給が少ない、体力が足りないの3拍子そろって途中リタイヤです。
おなかの重荷を減らしておきます。
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ルートラボに読み込ませたいのですが、なかなかうまい事行きません… |
バイクタイム | 6:16:41 |
停止時間 | 2:23:24 |
距離 | 117.54 km |
平均スピード | 時速 18.72 km |
最高スピード | 時速 68.00 km |
登り | 4041 |
降り | 4116 |
カロリー | 4335 |
平均ペダルペース | 47 rpm |
最高ペダルペース | 121 rpm |
バイク | ルイガノ |
ヒルクライムは好きですか?
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